中国では電子マネー決済が当たり前
中国では電子マネーが非常に発達しており現金使用者はあまりいません。偽札が多いなど電子マネーが発展した理由についてごちゃごちゃ解説しているサイトがありますが、答えは簡単『便利だから』それだけです。一度使うと財布生活には戻れません。スマホ一つで食事・買い物・交通すべて完結です。
電子マネーの種類
現在中国で使われている電子マネーは主に2種類あります。ごくまれにどちらか一方しか使えない店があるので両方導入しておきましょう。
微信支付(WechatPay)
中国のチャットアプリ微信が運営する電子マネー。チャットアプリなので微信で支払をするとお店からDMが届くことがあります。
支付宝(Alipay)
中国の巨大ショッピングサイト・淘宝(タオパオ)が運営する電子マネー。タオパオでの買い物は基本的にAlipay決済となります。
安全性
銀行口座に紐づけ
WechatPay・Alipay共に銀行と同じシステムを使っているのでハッキングのリスクがあるから銀行口座を紐づけるのは嫌だというのは理由としては誤りになります。それほど堅固なシステムを構築しています。
実名認証
電子マネーの登録には実名認証が必要となります。ただ、Wechatを登録する際にSMSが送られてくる→中国で携帯電話会社と契約する際にパスポートが必要→つまりWechat登録の際に既に実名認証されています。この辺りは個人の判断になります。
導入方法
基本的には中国の電話番号と銀行口座が必要になります。中国の銀行口座は2016年まではパスポートだけ持っていけば即日開設できましたが現在は居留証の提出を求められます。銀行に登録してある電話番号と微信や支付宝に登録する電話番号は同一である必要があります。
微信支付(WechatPay)
支付宝(Alipay)
入金方法
微信支付(WechatPay)
支付宝(Alipay)
支払方法
お店が購入者のバーコードをスキャンする場合と購入者がお店のバーコードをスキャンする場合の2種類あります。
お店がスキャンしてくる場合
1日の使用限度:無し
購入者がお店のバーコードをスキャンする場合
1日の使用限度:500元まで
おまけ
日本のクレジットカードで登録したいという場合はこちら。認証だけで実際にお金を自分のWechatPayに入れるには友人などから送金してもらうしかありません。
追記
日本人がWechatpayやAlipayを開設しても基本的に中国国外(香港マカオ含む)では使用できません。
これは中国の外貨政策によるものなので仕方ありませんが、我々日本人は日本の百貨店コンビニなどでは上記電子決済は使用できません。