一般的に中国の温泉施設は水着着用の混浴です。これはこれで男女で行った際に一緒に入れたり写真も撮れたりで楽しいのですがやはりスリッパや水着を着用しているとプール感が拭えません。
温泉の都・重慶
日本人にはまったく知名度がありませんが重慶は温泉の都です。市内には40箇所ほどの温泉施設があります。先日、火鍋温泉もオープンしました→世界温泉の都・重慶の火鍋温泉をご紹介
日中の温泉の違い
日本 | 中国 | |
衣服 | 全裸 | 水着 |
湯舟の様子 | 基本的に一箇所にまとまる | 森の中に点在 |
水温 | 40~42度 | 38~40度 |
中国の温泉は温水プールのように水温が低いのが最大の問題です。また、湯舟が森の中に点在しているためスリッパで移動しなければいけません。ただ、プールがゆえの楽しさがあるのもまた事実です。
日本式スーパー銭湯・海昌湯都
野外プールや宿泊施設が点在する加勒比海水世界に日本式スーパー銭湯・海昌汤都はあります。中国らしく入り口から施設まで10分くらい歩きます。
スーパー銭湯ですが海を意識した建物です。
受付
日本らしく各種提灯が出迎えてくれます。提灯に踊る文字は春夏秋冬福寿。従業員に教えてもらいましたが施設の設計は日本人とのことです。
入ってすぐの待ち合わせ場所。高まる期待感。
日本の売り漫画もたくさんあります。日本領事館にも漫画はありますがここまでの規模ではありません。そして全て中国語です。
お風呂に向かう通路からテンション上がります。もはやここは日本。
ロッカーの様子
男湯の文字が輝いています。ちょっとだけベタな気もしますがこの雰囲気好いですね。
ロッカールームももちろん綺麗です。
日本式の入り方の説明もきちんとしています。この施設は変な日本語は一切ありません。びっくりしたのがハンドタオルの持込も不可、完全全裸での入浴となります。
お風呂の種類
日本式の全裸のため当然撮影禁止です。
泡が出るマッサージ風呂・一人ずつ入る壺タイプの風呂・弱炭酸風呂・岩露天風呂・柏木露天風呂・塩サウナの6種類の風呂+1種類のサウナです。
この施設の素晴らしいところは入館からお風呂に浸かるまでどんどんテンションがあがり、期待度のハードルを上げてきますが見事に答えてくれるという点です。サウナに入るまでは。。。。
サウナの温度だけは中国仕様の50~60度前後です。塩塗っても汗かかない。。。
休憩処
休憩処は一部を除きとっても嬉しい畳張り。
せっかくの畳なのになんと勿体ない!畳でごろごろこそ日本の風呂上りでしょう!
一部ソファも用意されているところが素晴らしいですね。このおもてなし感は日本設計ならでは。
食事処
この施設唯一の欠点が生ビールが無いこと!!いや、贅沢言えばコーヒー牛乳も用意して欲しいですが。。その代わりと言っては何ですが重慶ビールはもちろん各国のビールが用意されています。
おでんや唐揚げもあります。
その他、食べてませんが昼食時(12:00~14:00)および夕食時(18:00~21:00)にはビュッフェもあります。
清算
館内はリストバンドで記帳し最後に清算する方式。
清算後、下駄箱の暗証番号を書いた紙を渡されるので4桁の暗証番号を入力して退館です。
営業情報
名称:海昌汤都
営業時間:10:00~1:00
入館料金:一般118元、会員98元
住所:重庆市南岸区崇文路35号
お風呂に入ってご飯食べてお昼寝、再度お風呂に入ってご飯食べて帰る。日本人なら一日滞在できそうな施設です。
おまけ
このスーパー銭湯は南山の奥深くにあります。そして途中には重慶の有名な夜景スポット・南山一棵树があります。銭湯は午前1時までの営業のため、夜景を見てからお湯に浸かって帰るというのが完美なルートになります。