万州烤鱼
万州烤鱼とは
烤鱼は重慶の万州という地方の名物料理です。まず魚を炭で焼いて、その後辣油と花椒等スパイスで煮込みます。ここは重慶なので当然辣油ですね。臭みを取るためという意味もありますが中華料理で焼いただけの焼き魚はありません。これは海の魚でも同じで、焼いた後に餡掛けたり煮たり何かしら再調理します。
養殖がメイン
重慶人は天然物より養殖の魚を好みます。
うん。長江の魚だけど僕は養殖!
養殖か~。重慶は川近いのに天然物はないの?
あの色の長江の魚食べたいの?あんなヘドロ川の魚と一緒にしないで!
万州の場所
この辺です。重慶市は北海道くらいの大きさがあります。市内からは250キロくらい離れているので新幹線でも1.5時間程かかります。重慶が直轄市になる前は四川省万县市という市でしたが、今は重慶市の1つの区となっています。
万州名物といえばこの烤魚の他にも豌雑面などもあったりして美食の街として知られています。
豌雑面についてはこちら→重慶小面(ラーメン)ベスト4 花市豌杂面は超濃厚麻辣まぜそば
焼き魚ストリート
ここは焼き魚のお店がズラーーーと並ぶ焼き魚ストリート。他にも火鍋ストリートや干锅ストリートなど中国では結構このパターン多いです。
活き魚
中国人は一般的に死んでいる魚は食べません。活き魚をその場で調理して食べます。以前広東省でこんな事がありました。
刺身が新鮮って言っても所詮死んでる魚でしょ
!?!?!?!?
広東料理の魚の方が新鮮だよね
確かに。。。
それはともかく生け簀に入った魚を選び、重さを量ります。魚の種類によって”〇〇元/斤”と決まっています。そして店員さんと重さを確認した上で調理開始。この辺りは人数を言えば店員さんが適当な大きさの魚を選んでくれるので心配いりません。
そして棒で叩いて気絶させてから調理します。地面に直置きです。。。
実食
魚の上に山盛りの野菜が!野菜をかき分けると皮はパリパリ、身はふっくらの魚がお目見えします。辣油やスパイスのおかげで川魚の臭みも消えていて、いや消えていてを通り越してとても香ばしいです。また、このお盆の下にも炭が置いてあって冷めないようになっています。
まとめ
日本で川魚を食べる機会はあまりないと思いますが、内陸重慶で魚と言えば川魚です。地場の物を食べてみると新しい発見があるかも知れませんよ。
営業情報
<営業時間>
9:00~21:00
<予算>
一人70元くらい
<地図>
君は長江の魚?