重慶は火鍋の発祥地です。
当然重慶人の火鍋は対して並々ならぬ誇りを持っています。繰り返しますが火鍋の発祥は重慶で成都ではありません。重慶はただでさえ対成都好感度が低いので『火鍋って四川じゃないの?』と聞くと結構怒ります(笑)
そんな火鍋の都・重慶では毎年10月に火鍋祭りが行われます。
重慶火鍋祭りとは
2009年より開催され今年で10周年を迎える火鍋の一大イベントです。重慶・四川だけではなく全国から出品者が集まります。
重慶は温泉の都を名乗ったり美女の都を名乗ったりしますがこの火鍋の都は文句なしでしょう。温泉の都→世界温泉の都・重慶の火鍋温泉をご紹介
商談会
日本のなんとかフェスとは異なり商談会も兼ねています。交易会という雰囲気ですね。
こちらは湯気の出ない火鍋の装置です。火鍋は鍋ですので風向きによっては強烈な麻辣の湯気を受けむせることがあるのですがこちらの装置がついていると安心です。焼肉と同じですね。
火鍋に欠かせないごま油のブース。火鍋はごま油ににんにくと塩を混ぜて食べます。最近は各店とも小さいワンカップのごま油を用意しています。インスタ映えしますね(笑)
こちらは火鍋のルーを作成する機械です。
花椒も香りの強い種類・痺れが強い種類など様々な銘柄があります。
もちろん唐辛子もあります。
という事で鍋から具材から何でもありますのでこの展示会に参加すればその場で商談、火鍋屋開店まで出来るようになっています。
パフォーマンス
各社趣向を凝らした商品で客を惹きつけます。
こちらは重慶で有名な棒棒という荷物持ちが火鍋の具材を運んでいます。かわいいですね。写真の通り棒棒は上半身裸の事が多いんですが結構ムキムキでいい身体してます。
火鍋のルーは好みの形に加工出来ます。
我らがキティちゃんも火鍋ルーになってしまいます。数字が大きくなるにつれて辛さが増すという恐怖の火鍋ルーですが、どうせなら辛さに合わせてキティちゃんの表情も変えて欲しかった惜しい商品。
こちらは唐辛子屋さんのパフォーマンス・川劇。雑技団もそうですが中国の芸は人力・超人系が多いので見ていて面白いです。こんなに近くで見ても顔が変わる瞬間は分かりませんでした。
こんな古風なパッケージも良いですね。この刘一手というお店は世界中に出店していて日本だと北海道夕張に店舗があります。冬にスキー・スノボの後に火鍋、一度食べてみたいです。
謎のキャラも多数登場します。左の牛から出ている手が妙にかわいい。
貴賓席
来賓に出される料理はもちろん火鍋です。
徳庄・天下一大火鍋
こちらが火鍋祭りの目玉!天下一大火鍋です。
直径10m・重さ13トン・一度に56人・火鍋のルー2000㎏・唐辛子500㎏・花椒200㎏という巨大な火鍋。左の赤い鍋が長江、右の白い鍋が嘉陵江、そして真ん中の渝中半岛には解放碑の高層ビル群という重慶名物てんこ盛りの非常に凝った作りとなっています。
とはいえ、実際に食べるのは一人一人に分けられた小鍋。まさか人生初の一人火鍋が火鍋祭りになるとは思いもしませんでした。このようなセットになっていると日頃絶対注文しない具材も食べれるので悪くないです。トウモロコシなんか火鍋に入れないですが意外と火鍋の辛さを中和してくれてありでした。
重慶火鍋祭り概要
開催日:2018年10月19日~22日
場所:江北区金源时代广场
面積:4000㎡
主催:重慶市火鍋協会(当然重慶には火鍋協会があります(笑))
参加企業:70以上の火鍋ブランド・300以上の火鍋製品の製造会社