ツアー概要
今回参加したのはこのツアー。去哪でみつけました。ツアーでなくても行けますがツアーの方が楽です。
重慶各地の集合場所から四公里のバスターミナルまで送ってもらい、そこでバスを乗り換えます。
申し込みをすると旅行会社から集合場所とバスのナンバーがSMSで送られてくるので中国語ができなくても参加できます。
今回のツアーはお土産屋・816地下核工程・武陵山の三か所を回るというもの。
中国のツアーに参加するとお土産屋に連れていかれます。今回はタイ産のテンピュールのようなゴムで作った寝具の店でした。
ただ、強制的に買わされるとかは無く、実際の商品も良さそうな物でしたが観光する前にベッドマットを購入する人がいるかは疑問です。
816地下核工程
今回参加した目的はこちらの816地下核工程。中国がどうしても勝てなかった日本がアメリカの原爆2発であっさり降伏したのを見た毛沢東は核の力に魅せられます。そして1960年代から建設開始されたのが816地下核工程です。ここは発電と原爆の材料供給基地・プルトニウム処理施設として建設された世界最大級の人口洞窟です。詳しくは人民网→地下に眠る秘密の核基地 「816地下核工程」が一般向け公開を再開
エントランス
完全に観光地化されています。これならスパイ容疑で拘束されることもなさそうです。
一山まるごと核基地となっています。この辺りの山は地盤が固いため選ばれたようです。
いきなり先の見えないトンネルに度肝を抜かれます。カートに乗りトンネルを400m程進みます。
洞窟内は夏でも涼しく20度くらいに保たれています。
104核発電施設
縦104m×横25m×高さ31mの巨大な空間が中国らしくカラフルな電飾と共に現れます。
次の部屋では中国初の原爆の実寸模型が!!
こちらは発電施設の模型です。
9号水路
3kmに及ぶ水路が引かれていたようです。ここでもやっぱり中国らしい電飾が。(笑)
展示物
1964年中国がアメリカ・ソ連・イギリス・フランスに次いで核実験に成功したときの写真が展示されています。
号外も発行されたようです。
施設全貌です。すさまじく巨大な施設です。
司令部
最大の見どころがこちら!当時の司令部の様子です。こんな装置で統制していたのかと思うとびっくりですね。冷戦時にはトップシークレットだったのでしょう。
上海光华仪表厂という所で製造されたようです。
洞窟
またまた巨大な洞窟です。中国のことだからそのうちここで映画撮影しそうです。
最後はまたまた長いトンネルを展示物を見ながら帰ります。
こちらで公開されているのは全体の1/3だけ。将来的には他地区も開放したい意向のようです。
既にクラブのような電飾ですが、洞窟レストランや宿泊施設にしたら面白い観光地になるなと思いました。中国ならやりかねません。
武陵山
816地下核工程が目的だったので全く期待していませんでしたが、中国の大自然を満喫出来て思いのほか良かったです。
エントランス
中国の登山道はこのような巨大な建物がエントランスとなっていて、この基地からバスに乗って実際に登山を始める場所まで送迎というパターンが多いです。
絶壁
この山の売りの1つがこの絶壁です。突然崖が崩れたのか片側だけ沈下したのでしょうか。
鍾乳石
そして良い意味で期待を裏切られたのがこの渓谷と突然現れる鍾乳石。2億5千年前から刻々と時を刻んできたようです。
2億5千年前から現代へ
最後は中国らしくがっかりポイントで終了です。古代から現代へ戻るのを表してるようです。
なんでこういう物を作ってしまうのか。。。中国だから仕方ないです(笑)
まとめ
中国のツアーに参加したのは初めてでしたが大満足でした。核工程と武陵山のチケットだけでも100元以上するので非常にお得です。
お土産屋も強引に購入させられることもないので安心して参加できるのではないでしょうか。集合時間だけしっかり確認していれば中国語分からなくても参加できるんじゃないかなと思います。